未来へのハイウェイ

永遠に推し(財木琢磨さん)の話がしたい

舞台『この音とまれ!』2019/9/7-8

舞台『この音とまれ!』略して「この音ステ」の福岡公演の感想です。
財木さんの故郷凱旋舞台!と、わたしにとっての初日です〜!
今週末の14(土)、15(日)大阪公演(森ノ宮ピロティホール)が千秋楽です。

f:id:umi-rock:20190909201630j:plainももちパレス!初めての劇場だ。年季が入ってて隣の体育館は改修工事中らしいけど、劇場もいつかするのかな?天神や博多からちょっと離れてるけど、地下鉄藤崎駅、バスセンターからすぐだし、立地環境は悪くないです。

原作「この音とまれ!」の舞台化。原作者いわく、生演奏ができれば舞台化する、とのことでほぼ初心者ばかりの役者が死に物狂いで箏(こと)を稽古し、舞台化が実現したそう。

officeendless.comは〜〜〜率直な感想いい? 財木さんの初座長舞台がこの音ステで良かった。いい原作、いい役者、いい座組、いい演出家に恵まれ、この舞台で主役に抜擢されて……本気で良かった。
なんかもう、感無量っていうの? 充足感でいっぱいです。
箏の生演奏があるから役者にとっては、通常の稽古期間(だいたい1ヶ月弱)より遥か前から楽器の練習を始めなきゃいけなかったんだけど、2月から財木さん、ほぼ楽器を触ったことがないのに、原作のため、久遠愛(くどお ちか:主人公)のため、すべては舞台のため……その成果は完璧!!だったと言っていいよね…?わたしは箏の上手い下手はまったくわからないんだけど、舞台上の財木さんは、本当に高校生の、不器用で優しい愛そのものだったし、合奏もソロパートも箏の音が素晴らしかったです…!!演奏曲『龍星群』のキーワード「届け!」は、しっかりこちらに届いた、めちゃくちゃ響いた、深々と染み渡ってきた…はーほんと、なんて綺麗な音色を出すんだよ…思わず泣くやろ(泣いた)。
原作者のアミュー先生が度々言ってらっしゃるけど、財木さん本人もリンクするくらい、そのまんまだったと思います。
ときどきわたしも「地で出来る役者」じゃないかと思うんだけど、本人死ぬほど努力してるから、努力した結果の役降ろし型…ほんと恐ろしいです(努力型だが役者としての勘とセンスは抜群である)。ポスターやキービジュはウィッグだけど、地毛を染めて挑んでます。

そう、この舞台、生演奏ばかりが目に行きますが、もちろん生演奏は目玉なんだけどそれまでのお芝居、物語がめちゃくちゃいいんですよ。
まず、そもそもの原作がいいので物語はとてもとても優しくて温かくて素晴らしい、んですが、それを表現する一つずつのシーンが2時間という短い時間ながら丁寧に描かれてるんです。すっ飛ばすところはすっ飛ばす、テンポとリズムが命、脚本大事。
シンプルな大道具、走り回る高校生、馬鹿騒ぎ、物語にちょっとずつ挟まる回想も違和感なく、すんなり入ってくる。
周りの役者もすごいのよ〜〜〜さとわちゃん(田中日奈子さん)が出てきた時、顔の小ささと愛との対比がまんまでびっくりした。3バカトリオも原作から飛び出してきたのかと思ったし、仁科のばあちゃん役 藤田弓子さんや、源さん(加藤靖久さん)が、愛のことを語ったり見守ったりする表情がまじで泣ける。
朝礼の全校生徒の前で、箏曲部の存続をかけて生演奏を披露するクライマックスのシーンは、わたしたち観客がいつのまにか全校生徒になるんですよ。箏曲部の生演奏を、存続を見届ける立会人に、観客から全校生徒に変わる瞬間。本当に鳥肌もの!
演奏をじっと見届け、最後には自然に拍手喝采に!!これ、SEで拍手の音も流れるんですけど、そんなの必要ないくらい思いっきり拍手してしまいます。わー!!この場でスタオベしたい!!!
役者の生演奏なしには、確かに成り立たなかった舞台であり、舞台でしかこの一瞬の感動は生まれないんだろうな、っていう。そんな舞台で推しを見れて、その感動を推しが生み出してるって…やば〜嬉しすぎない〜?あ〜言語能力がない

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伊勢直弘さんの演出で舞台を見るのは『DIVE』に続いて2作目なんだけど、本当に素直で真っ直ぐな青春群像劇、わたし伊勢さん演出すごく好きなんだと思う。2.5次元舞台だけど、2.5特有の癖がなくてお芝居と舞台の本質(とかわからんけど)がそのまま生かされてる。ありがた〜〜〜〜〜い 本当に。

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7日のアフタートーク&撮影会。真横を疾走する推し。は〜〜〜〜〜だめ最高。目は推しに向いてて連写しまくるけどブレブレ。
推し、舞台ではクール目でいきなり叫ぶ役が多いんだけどまた上手くなった。発声も感情の込め方も。着実に確実に上手くなってる。本当に日々観るのが楽しみな役者ですよ。

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プレミアムシートの特典!この2Lブロマ綺麗だよー。サイン付き!

今回もゲネや舞台前情報、取材をほぼほぼ薄目で遮断して観に行きました。わたしは初見の感動を何よりも大事にするので毎回この方式です、が、出来る限りツイッターでも取材サイトでも拡散して誰かの目に留まりたい、絶対に可能性を絶ってはいけない!と強く思いました。原作ファンはもちろん、ゲネや取材、財木さんのインタビューやトーク、箏つながりで観劇にくる方もいる中で、ファンだけのものにするのはあまりにももったいない素晴らしい舞台です。

iii-highway.hatenablog.comゲネ記事、格段に増やしときました!そんな時間ね〜よ、というあなたはこの動画だけ見てってください。

youtu.be

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これ、すご〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜く好きなお言葉…です…
ここまで原作者に愛された舞台があっただろうか(二度目)

で、大阪、チケットまだあります。当日券も毎日あります!

劇場で会いましょ〜〜〜〜う!